起業・独立は周囲からの協力がないと実際はひとりでは何もできない

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起業/独立をした働く女性の体験談シリーズ。
働く女性にとって、起業・独立は、自分らしくや仕事と育児を両立するための手段なのかもしれない。ひとつの女性の生き方・働き方として、企業(組織)に所属することだけではなく、起業/独立することも選択肢に加わるきっかけとなれば・・・。

今回は、起業してピアノ・管楽器・音楽教室を開講した働く女性のストーリーです。
 

雇われ講師は収入が少ないし、卒業時に生徒がある程度集まっていたからそのままピアノ講師として起業

(起業/独立に至ったきっかけ・理由)
雇われ講師になると、同じ時間教えても、半分は会社に取られ収入が少なくなるから。

大学のときに、すでに、そういった仕事を少しづつしていて、卒業時に生徒がある程度集まっていたからそのまま続けました。

管楽器で大学を卒業していたが、ピアノが少し出来たので卒業後もピアノの勉強を続け、幼児音楽教育をしたかったのでリトミックの専門学校に1年通い、管楽器の他にピアノや幼児教育が出来る事が大きかった。

大学4年間、マクドナルドでバイトをしており、ワンマンオーナーの元経営の事を少しづつ学ぶ機会があり、マクドナルドの研修にも参加し接客や人の上に立つことなどを学べたので、それらのノウハウも自信になり一人でやっていこうと決意できた。
 

教え方・生徒の進度など制約がないので自分のポリシーで教える事ができ、親御とのトラブルもない

(起業/独立のメリット)
一人で教室をするということは、教え方、生徒の進度など、制約がないので、自分のポリシーで自分がいいと思う事を教える事ができます。また、発表会も、自分が作りたいように制限なく、生徒に色んなことを体験させてあげられる。

私も個人でやっているので、合わないと思った生徒を断わることで、よく聞く親御さんとのトラブルも今の所ありません。

休みを自分の予定で決められるので、音楽教師としてだけでなく、演奏家としても活動できるので自分次第で思った事もできています。

私は、やるべきことをやっているので、私のやり方と合わない人は、問い合わせの時点である程度絞れ、有料の体験レッスンをする事で入会まで私のやり方に合わない生徒はこない。
 

起業はひとりでやっていくものの周囲からの協力がないと実際はひとりでは何もできない

(起業/独立のデメリット)
全て一人でするということは、生徒集めや、お金の管理などのやり方がわからないと大変だと思う。

私は大学時代に可愛がってくれてた方に教えて頂いた事がとても役に立ったので、一人でやっていけたけど、ただ大学を卒業しただけ。ただマクドナルドでバイトをしていただけ。だったら、絶対やっていけなかったと思う。

それと、一人でやっていくのだけど、絶対に一人ではできない。

楽器屋さんだったり、生徒の親御さんだったり、何かをしようと思うと、協力してもらわないと一人では何も出来ない。

この人に力を貸してあげたいと思われる人間であり続けるには、私自身が未熟なので日々成長しないといけない。また、失敗を失敗で終わらせず、それを糧にしてプラスに変える力が重要だと思う。
 

独立や起業を考えている人は、その時点で何かを思っている人なのでやりきれば絶対後に繋がる

(起業/独立へアドバイス)
私は音楽の世界しか知りませんが、音楽だけで食べていくのは難しいらしいです。けれど、私は大学卒業後音楽以外の仕事はしていません。

独立や起業を考えておられる人は、その時点で何かを思っておられる方なので、今、出来ることをやるだけではなく自分のものにするまでされたら絶対に後につながります。

私は、高校卒業したら、住宅のみの提供で学費、衣食などバイトと奨学金でやっていきました。音大も私学なので、決して甘い家庭、環境ではないと思います。

ただ、素晴らしいご縁は多く、音楽関係の先生、バイト先の人たちからたくさんの事を教えて頂き、それは私の宝となり、今に至ります。

大学時代に、周りからもっと練習しなさい。バイトなんてしても。。趣味のダンスさえ否定された大学時代。けれど、社会人になって答えがでました。みんなと違うこと、周りと比べるだけでなく、そこから何ができるのか、足りないものを何で補えばいいのかを考え行動に移す事から始まると思います。

相手があっての、私。
日々人として成長したいと行動していたら、ある日ポンと大きいヒントを誰かが下さると思っています。
 
(ピアノ、管楽器、音楽教室)