仕事の代わりは他にもたくさんいるけど、子供にとっての母親は私だけ!

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出産・育休後に働き方を変えたワーキングマザーの体験談シリーズ。

保育園のお迎え時間の都合など育児を優先させるために、正社員からパートや正社員だけど時短勤務というように働き方を変えた(変えざるを得なかった)経験のあるワーママの体験談です。
これから同じ様な悩みを抱えるワーママに少しでも参考に、少しでも勇気を与えられれば・・・

今回は、育休中も育休後も在宅ワークを中心に職場復帰したデザイナーとして働くワーママの体験談です。

育休時も育休後も在宅ワーク中心で仕事。打ち合わせのときは子連れで参加。

(仕事内容や責任、給与などの待遇面はどのように変わったか)
職場にその仕事ができる人が私しかいなかったので、育休時も自宅で作業(在宅ワーク)していました。私も会社から必要とされているのがわかっていたので、復帰後のことも考えて対応していました。

出産後は、1カ月で職場復帰しましたが、基本は自宅作業で対応していました。子供を連れての打ち合わせも可能で、授乳時は時間を合わせてもらっていました。

そして、一年後に保育園に入園とともに完全に職場復帰しました。

子供が病気をしてお休みさせてもらう時は自宅作業させてもらってます。育休後の給与は育休前と変わりませんでしたが、一年後には努力が認められお給料がアップしました。
 

仕事の代わりは他にもたくさんいるけど、子供にとっての母親は私だけ!

(なぜ働き方を変える決断をしたのか。また、その決断の過程での困難や葛藤)
仕事に目標があったので、それを達成するまでには子供は作れないと思っていたのですが、女性には子供を作るタイムリミットがあることも考えていました。

実際に子供ができて職場から離れると、社会から離れてしまうようで焦りがありました。仕事はいくら私しかできなくても他にあたればいくらでも該当する人はいます。

でも子供にとっての母親は私だけ、手がかかるのは今のうちだけと自分の母親に言われて、少しの時間なら仕事のブランクは取り戻せる!取り戻してやる!と両立を目指すことにしました。

会社が成果主義だったこともあったので、空いた時間を有効に使うことで育児していても成果を上げられました。

ただ、他の同僚(未婚や子供がいない人)にはなかなか気を使う部分も多く、協力を要請することもあり、周りの人にも感謝の意を忘れてはいけないなと思います。
 

仕事と育児を両立するには周りへの協力と感謝を忘れず、頼れるものは頼るという割り切りが必要

(ワーママとして働き続けることについてどう感じたか)
今まではなんでも自分一人でやれるようになりたいと思っていましたが、子供を持つことで自分の力だけではどうにもならないことがあるということをたくさん経験しました。

仕事と子育てを両立するには無理して一人で抱え込まないことです。でなければ、精神的にも体力的にも行き詰ります。
周りへの協力と感謝を忘れず、頼れるものは頼るという割り切りが必要だと思います。

そして私が仕事をしていることで子供には寂しい思いをさせてしまうこともあると思いますが、今は共働きの家庭も多く、同じような、もっとたいへんなお仕事環境で両立されている方もいるので、親同士、子供同士励まし合えると思います。

お母さんもがんばってるのよ、と見せることで子供にも同じように何事もがんばって取り組んでもらえたらと思います。
 
(デザイナー)